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鈴木翔温(スズキカノン)さん 洗足学園小学校

JOC ジュニアオリンピック2022 パラレル大回転優勝、大回転3位

Q1、お父様にお伺いします。翔温さんがスキーを始めたきっかけを教えてください

A, 私自身、昔スノーボードをしていました。娘に大自然の中で滑る楽しさを伝えたかったのと、自然の美しさや厳しさを肌で感じ取って欲しかったため、スキー場へ連れて行くようになりました。

 

スノーボードは経験上頭を打つことが多かったので、子供にはスキーを選択しました。

私はスキーは移動手段として滑れる程度で、スキー業界やアルペンレースの知識もなく、未だに大会手続き等にも苦労しています。

Q2、幼少の頃より現在までのトレーニング環境についてお聞かせください

A,4歳頃からスキーを滑り始めました。保育園のうちは、ひと月に2回程度滑っていました。温泉など含め色々な場所に行くのが好きだったので、場所は固定せず、各スキー場のスキースクールに都度入ってました。ブランシュ、かたしな、赤倉、ハンタマ、ノルンなど。

その過程で草大会があると知り、いくつかの大会に参加、年長時に同じ大会に出ていた親御さんから声をかけられ、レーシングチームの紹介を受け、レーシングチームに参加。それが鹿沢レーシングになります。


 

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小1から現在まで、主に鹿沢で練習し、また時々志賀高原のチームにも参加。11月からGWまでの休日に雪上にいます。金曜日夜に神奈川を出発する生活です。


平日は体操など別の習い事をしていたこともあり、スキーは休日のみでした。小5の夏からはそれら習い事が塾に置き換わっています。

オフシーズンは、スノーヴァ・フジテン・野沢温泉のレッスンに参加しています。

 

スキー以外では、体操・テニス・水泳・スラックライン・インラインスケートのそれぞれのクラブに入り練習してきました。

 

体操やインラインスケートは大会にも参加しています。

Q3、JOCジュニアオリンピック2022パラレル大回転優勝、大回転3位の好成績に繋がった努力を教えてください。

A,他のスポーツでも上を目指し真剣に取り組んでいた点でしょうか。各スポーツで身につく能力は異なりますが、相乗効果で効果的に身体能力を向上できたと思います。

スキーに関しては、練習の1本1本に必ず意味を持たせるよう伝えてます。

 

具体的には各滑走前に大会のシチュエーションをイメージさせています。


例えば、後方のスタート順からの滑走か、1本目負けてる状態での2本目の滑走か等のシチュエーションのイメージです。


レッスン終了後も、片足滑走をするなど工夫しながら滑走本数を増やすよう心がけております。

環境的には、各コーチの適切なアドバイス、スキー場の協力、神奈川県連のサポート、欠席時の学校のフォローがあったからここまで頑張れたと思います。


また、ライバルの存在はより速くなるための強いモチベーションとなっており、一緒に戦えていることにとても感謝しています。

Q4、学業とスキーの両立はいかがでしたか?

A,幸い土日の塾は月1回のテストくらいなので、土日はスキー練習に集中できていますが、塾の宿題が多く日々時間に追われていて両立出来ているかは自信がないです。


ただ、シーズン中は宿での勉強時間だけでなく、レッスン休憩時の隙間時間も使いながら宿題を進めるようにしていました。

入塾以降運動量は減ってしまいましたが、これからも日々ストレッチをしたりトランポリンジムに通うなどしながら受験期間を乗り切り、来シーズンにつなげていきたいです。

Q5、スキー以外に興味のあるものを教えてください

A,スラックラインです。オフシーズンはほぼ毎週練習に参加しています。親視点では、クロカン・モーグル・ジャンプ・スノーボードを時々経験させたいです。


せっかく雪の上にいるので色々な競技を楽しんで欲しいと考えています。

Q6、今後の目標をお聞かせください

A,将来SAJ強化指定選手に選ばれるよう努力します。

Q7、神奈川県で全国大会を目指している子供たちに向けてアドバイスをお願いいたします

A,他のスポーツをする際、スキーのための運動と目的を狭めず、それぞれのスポーツを全力で楽しんでその分野を追求していくと、より身体能力が向上するのかな、と思っています。受験終わったら娘ももう一度いろいろチャレンジさせていただきます、お互い頑張りましょう。

取材 神奈川県スキー連盟マーケティング委員会 山田邦博

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